お手軽パエリアで夏ディナー |
土曜日、街のファアルマチア(ファーマシー)の十字看板下の電光掲示板を見たら、なんと36℃の表示!
(イタリアでは唯一時間を確認できるのがファルマチア。ついでに温度も表示されるのです)
車の温度計にいたっては、40℃でした。
冷夏とはいうものの、今のところは例年とかわらないお天気がつづいているミラノです。
そんな暑いミラノ、夜の9時をまわってもまだ明るいのでテラスで食事するのも快適ではありません。
でも我が家はうちの旦那様の母方がシチリアということもあり、彼にとって家族揃って庭で食事をするのは夏の習慣。
テラスの存在自体たいして重要視されないミラノですが、うちはシチリア流でいきますよ。
週末の食卓。
気分はスペインだったので、珍しく魚介のパエリアをつくりました。
買い物にも行ってなかったので冷凍庫に常備の魚介ミックスで、しかもパエリア鍋もないので気軽にフライパンですよ。
たっぷり3人分のレシピです。
まず浅めのフライパンにオリーブオイル、ニンニクとタマネギのみじん切りを加えて炒めます。
香りがでたら米カップ1、5を加えて米が透き通るくらいまで炒め、魚介ミックス300gとパプリカを加えます。
今回使用したのはこちら。
スパゲッティ、リゾット用として売っているパセリとトマト入りのもの。塩や調味料で味付けされていないので使いやすいです。
すでにアペリティーボと称して空けていた(キッチンドリンカーではありません、あくまでアペリティーボ!ヨーロッパ食習慣バンザイな瞬間)白ワインをちょっと加え(なくても問題なし)、熱湯と昆布だし、サフランひとつまみを加えて12〜15分。
お湯の量はやわらかめの仕上がりが好きなかたは2カップほど、私はパラっとした仕上がりが好みなので米と同量くらいにしています。
じゃーん。
昆布だしがいい仕事してくれます。
スペイン料理なのに日本の出汁?と驚くなかれ。肉料理にチキンスープなら、魚介料理には昆布だしが合うんです♪
ムール、小エビ、アサリの出汁を吸ったサフラン風味のご飯、とっても美味しい。
見た目はちょっとリッチ、でもとっても簡単なのでぜひ試してください。
10時近くなると、やっと涼しくなって。
おしゃべりも、ワインも進む進む♡
ちなみに手前の不思議な小鉢は・・・誰にも賛同してもらえない、私の大好きなアボカド納豆わかめ。ポン酢で。皆に変だって言われてもいいんです。あーシアワセ。
ほかの小皿は牛肉のカルパッチョとユッケ。
カルパッチョ用の肉をつかって、ささっと2種類つくります。
カルパッチョはそのまま肉を皿に並べ、オリーブオイル、塩、コショウ、レモン汁少々、最後にルコラと削りたてパルミジャーノ。計2分もかかりません。
ユッケは同じ肉を千切りにし、醤油、砂糖、ごま油、ニンニクすり下ろし、コチュジャンを揉み込み、器に盛って卵黄をポト。こちらも計2分!
カルパッチョは旦那様、ユッケは私と息子。
テーブルセッティングは息子作。斜めがポイントだそうで・・笑
奥の洗濯物が、シチリア風でまたいいでしょ?はっはは。
それにしても、1つの素材を前に即興で手早くバリエーションを出すとき、妙にワクワクするな。
(だからケーキ作りが不得意なんです・・・)