先日、日本料理レストラン Fukurou で久々の和食。
オーナーの芳賀夫妻も一緒に、いろんな美味を貴重な日本酒と一緒ににぎやかにいただきました。
鱸の雲丹ソースや、
秋田の山廃純米。
イタリア産鰻の白焼き!イタリアは鰻を食す習慣があるため、比較的入手しやすい食材です。
日本産よりもかなりガタイがいいので!それはそれは食べ応えがありますよ。でもしっかり柔らかく蒸してから炭火で焼いてくれているので、皮まで美味しくいただきました。
板長さん、ごちそうさまでした。
Fukurou traditional japanese restaurant
Via trivulzio 16, Milano
我が家はあまり日本料理を食べに出かける機会がありません。
「それはマイちゃん、ちゃんと自分で魚さばいているからじゃないの?」と言ってくれる心優しい友人もいます。でも、違います。家でも刺身は食べてません。笑
たしかに、頑張って家から2番目に近いスーパーにいけば刺身にできそうな新鮮な魚がまあまあ手に入ります。でもねー、刺身のために2番目に近い=遠いスーパーまでマイチーナ行かないですよ。歩いてすぐ!のスーパーも億劫おっくうだっていうのに。
しかもそこまで自慢できる包丁さばきもできません。
なのに、自宅近く(徒歩圏内)に美味しい日本料理店もなし。
だからとくに生魚を食すことはないのです。
ごめんよー刺身大好きな我が男達3人・・。笑
ま、フクロウで生魚大好きな旦那様は嬉しそうでしたから良いとしよう。
さて、久々にラザーニャを作りました。前回つくったのは1年前くらいかも?
熱々が最高なラザーニャは自宅で頑張ってつくりますよ。
まずはラグー(いわゆるミートソース)。
そうそう、旦那さまのマンマのラザーニャ、さすがイタリア!と唸ってしまうくらい美味しいです。ただその作り方を見ていてびっくりしたのが、野菜がまったく入らないこと。そしてもっとびっくりが、仕上げに大量のバターが入ること!
これはマンマの料理がややおおざっぱ(本人、家族ともに認めております。笑)であるからか、ピアチェンツァのローカルレシピがそうなのかはまだわかっていません。が、彼女の旦那(つまりパパ)と息子(つまり私の旦那様)は声をそろえて「野菜を切って炒めて入れるのが面倒だからだよ」と言っています。笑
そういえば、数年前に「どうして野菜を入れないの?」と聞いたら「入れても入れなくても変わらないわよ〜」とマンマ。「入れたい?じゃあ今日は入れようか」と肉とトマトをグツグツ煮込んでいる巨大鍋に小さじ1杯ほどの人参をチョロっと入れたことがありましたっけ。
ソリャー変わらんな!と心でつぶやいたマイチーナでしたよ。
つまり作り方は、合挽き肉、ワイン、トマトのパッサート(ホールトマトではなく、ピュレ状のもの)、ハーブ類を入れて30分くらい煮込む、というのが基本の作り方。ちなみに挽き肉は炒めません。
私はさすがにバターは入れず、代わりに玉ねぎと人参のみじん切りを炒めずに加えて煮込む、と少々アレンジを加えています。
ベシャメルはバターたっぷりを温めたところに小麦粉を加え、泡立器で混ぜつつ炒め、最初粘りがある塊だったバター&小麦粉がサラッとした液状に変わったら、牛乳を一気に加えます。
このレシピは私が大学卒業してから通った辻料エコールキュリネールで教わったもの。
コツはバターと小麦粉をサラッと変わるまでしっかり焦げないように炒めることで、こうすることで粉っぽい風味が飛んでミルキーでコクのあるベシャメルができあがります。
根性ありの皆さまは牛乳を加えて沸騰してからも15分くらい混ぜつつ煮込んでみてください。もっともっと美味しくなりますよ。私にはその根性がないので、もちろん沸騰したら終わりにしていまーす。
さあ、これで材料は揃いました。
楽しい楽しい重ねる作業です♪
まず耐熱皿にラグーかベシャメル少々を敷き、ラザーニャ、ラグー、ベシャメル、パルミジャーノ、ラザーニャ・・・の順で3〜4回重ねていきます。
最後はパルミジャーノでおわり、バター少々を散らしてオーブンで熱々に焼いて完成〜〜。
使用した生ラザーニャ。
イタリアではこうした生パスタを使うのが人気です。薄いのでそのまま敷いて使用します。
そして今回は間に一層ナスの焼いたものを入れました。このほうが味と食感に変化が出るかと思って試したら、家族にもとっても好評でした。
さあ、次回ラザーニャはいつになることか?
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