事故も転じてフェスタ!? |
週末がパスクア=復活祭ということもあり、いつもより人に会う機会に恵まれています。
そしてなぜか、毎日エビとタコを食す機会にも恵まれています。

今日は食べ物の話ではなく、昨夜の珍事件を。
ひとりお出かけをしていた私が夕飯前に帰宅をすると、エレベーターが止まっていました。
ボタンを押しても点灯さえしません。
たいてはどこかの階でドアが半端に開いていることが原因です。
というのも、日本にお住まいの皆様には想像がつかないかもしれませんが、イタリアには自動ドアの外に手動ドアがついているというエレベーターがウジャウジャ存在します。(建物が古いんです、要は。)
またか、仕方ないなー!と停止している6階に階段でエッチラオッチラ行くと、ドアはちゃんと閉まっているではありませんか。
ドアを開けてみると、なんと床より20センチくらい下がった位置でエレベーターが停止したまま!
ええ〜危なすぎるー!!!
と息子と2人騒いでいたら、6階の住人が顔を出して「そうなのよ、止まっているの。もう誰かテクニコ(修理屋さん)に連絡してくれたかしら?」とのこと。
もちろん我が家はスペシャリストのエディを知っているので、すぐ家に戻って彼に連絡をしましたよ。
答えは、「ドアをもう一度閉めて、2分間待てば再始動するよ。まあ、明日どうせ他のスカーラ(=階段。ここではマンションの棟のこと)をチェックしに行くから、朝のうちに見てみるけど」とのこと。
電話を切ってから何げなくデロンギの電子レンジを見ると、時計表示が消えています。停電した証拠です。
6階に戻り、さっきの隣人にテクニコに連絡したことを伝えつつ、もしや停電が原因では?と話をすると、
「そうそう、停電したときにちょうど私たちエレベーターに乗っていて、閉じ込められちゃったからドアを無理矢理こじ開けて出たのよ〜」
・・・ええとー、どうしてそれを最初に言わないの???
どう考えても、原因はそれでしょう、あなた達!
と、ミラノ生活5年も私も、こういうイタリア人のぼーっと加減にまだびっくりすることができるのです。
夕食も終わりかけ、ワインも進んでいい気分になっていたところ、旦那様の携帯にメッセージが。
「遅いけどやっぱり来てみた。」と彼から。
って、あと1時間チョイで零時ですけど〜??? どんなに仕事熱心なの、あなた! でも奥さん同伴で修理に来たというところが、さすがイタリア人! 朝から働いている彼女にしたらこんな夜中にいい迷惑です(笑)。
で、2分でちゃちゃっとシステム再始動。
その後はもちろん我が家で一緒にカッフェ&食後酒♪ (こんな夜中に!)。
でもおかげで母も紹介できて、日本のお菓子まで初体験してもらえたんですけどね。
それにしても深夜のおしゃべりって何だか盛り上がります。
いいですね〜
こういうアクシデントもハピニングに変えてしまうのが、イタリアです♪
さて翌日の今日は、偶然うちのエレベーターに鍵を取り付ける工事でした。(鍵をもっている住人=工事代金を支払った住人しかガレージ階に行けません)
で、うちの息子君、彼に付きっきりで電気系統の勉強です。(かなり邪魔だったような・・・)。


で、こんなレアものをゲット!

エレベーターのボタン(笑)。
指が太くて細かい作業が大変そうな彼の代わりに私に配線作業をと名乗りでましたが、却下されました(爆)。
手伝ったのは、ネジ渡し。でもネジにもいろんな種類があることを知りました。
最後に、知ってますか?
イタリアではこうした技術系の方々のほうが、大卒よりもそうとう高給ということ。
不便だからこそ、仕事も学ぶこともある、そんなラテンの国なんですココは!