カルチョフィ! |
でもメルカートに行くと春野菜が店先をおおい尽くしていて、春を感じずにはいられません。
で、この季節に旦那様に何を食べたい?と聞くと必ず帰ってくる答えが、「カルチョフィ!」。
日本ではレストランでお目にかかるものの、家庭レベルではまだ浸透していない野菜ですよね。
イタリアに来た頃は、イタリア人のカルチョフィの食べっぷりにびっくりしました。
カルチョフィだけでお腹いっぱいになるほど食べるのですから・・・。
という私も今では立派なカルチョフィフリーク♡ ちょっと下処理が面倒ですが、その美味しさには勝てません♪
まず外側のガクの固い部分を剥がし、上下を切り落とします。
つぎに、真ん中の繊毛をスプーンで取り除きます。
茎の部分もブロッコリーの茎と同じように表皮を剥いておきますよ。
・・・これでもかというくらい、ゴミが出ます・・・。
そして、どこが捨てる部分か分かりにくいのが気になるところですが、固ければ食べるときに残せばいいのであまり気にせずテキトーにいきましょう!
切ったら、すぐに酢かレモン汁を入れた水に入れて酸化を防ぎます。
今日はパセリとニンニク風味の蒸し煮、アッラ・ロマーナ(ローマ風)にします。
繊毛を取り除いたくぼみに、パセリとニンニクのみじん切りを詰めます。
カルチョフィがちょうどぴったり並ぶ大きさの鍋に、カルチョフィを逆さに並べ、ブロードとオリーブオイルを注ぎます。
蓋をして30分ほど蒸し煮にしたら出来上がり♡
どーんと豪快に盛りつけます!
ガクを歯でしごくようにして食べていきます。ほろ苦くて、でも口に広がる甘い後味。たまりません!
土台の部分は一番のお楽しみ♪
野菜がメインの食卓には、重い肉料理などは気分ではないのでたいていはタルタルかカルパッチョなどの冷たい料理を用意します。
この日はピエモンテ牛のタルタル。
叩いた赤身の牛肉に、ニンニク、タマネギ、パセリ、ケイパー、ディジョンマスタード、オリーブオイル、レモンをまぜたもの。
好みで卵黄を添え、サラダといっしょに。
デリケートでなめらかな肉質のピエモンテ牛、最高です。
そういえば、先日日本に帰国した母もカルチョフィを買って帰りたがっていました。
日本では高価ですからね。
でも税関でスーツケースを開けられたときに、ジャジャーン、カルチョフィ!というのも・・・と断念していましたよ。
いっそのこと種を持ち帰って自家栽培してはどうかと思うのですが。。。
どなたか、試したことのある方、いませんか〜?