モヒート! |
最終日の夜は友達を夕食に誘っていたので、一足先に私はフィエラを後にし買い物に。
その友達とは、最近の仲良しアッシェンソリスタのエディと奥さんのマリアです。
彼らも夜8時半まで仕事ということで、9時過ぎに我が家に集合しての食事ですよ♪
いつもまわりに迷惑がかからないよう細かな配慮を欠かさないエディから、
「次一緒に食事の時は用意の楽なインサラータにしてよ」とさんざん言われていたので、今夜は料理したい気持ちを抑え、簡単なサラダとナチョスだけにしました。
ではではインサラトーナ!
ちなみに、インサラータ=サラダ、インサラティーナ=小さいサラダ、インサラトーナ=大きなサラダという意味です。
イタリア語は語尾を変えることで、物体の大小がわかるようになっているんです。
具体的に、語尾によってこうなります。
サイズアップ時: +ONOまたはONA
パタータ=普通サイズのじゃがいも、パタトーナ=大きなじゃがいも(子供を呼ぶときにも使います)。
サイズダウン時 : + INAまたはINO
マッキナ=普通の車、マッキニーナ=ミニカー。
マイコ(私です)=普通のマイコ、マイキーナ=小さい(愛情をこめて)マイコ=マイちゃん!
ナーゾ=普通の鼻、ナズィーノ=小さな鼻。
カッコラ=鼻の穴にまれに現れる塊のアレ(すみません、最大の配慮をしています)、カッコローナ=大きなアレ。
実用例:
「チャオ、パタトーナ! ナズィーノにカッコローナがあるけど??」
日本語訳「チャオ、可愛い坊や!ちっちゃなお鼻になにか大きなのが詰まっているけど??」
・・・まだまだ例を挙げればキリがありませんので、このへんで。。。
さ、インサラトーナに戻りましょう!
材料はというと、
葉っぱ、トマト、トウモロコシ、セロリ、パプリカ、アボカド、フィノッキオ(フヌイユ)、ツナ、モッツァレッラ、ゆで卵、オリーブ、ケイパー・・・。多いです。
様々な食感の野菜に、ハムやチーズ、卵などの動物性のものやツナなどを加えるのがインサラトーナの鉄則かな?
これをぜ〜んぶ合わせ、オリーブオイルとバルサミコで和えます。
なぜか、これは男の仕事なんですね。エディは女性に苦労をかけないように、とうちの旦那様と自分ふたりでつくれるメニューを提案してくれていたようです。さすがだなあ。
写真をとるのを忘れましたが、かなりのボリューム。
しかも、男の大きな手でワッサワッサとまぜたほうが、格段に美味しい。
飲み物はというと、ナチョスに合わせて今夜はモヒートです!(メキシコとキューバ、まあ近いのでよしとします)
モヒートとは、ミント、ライム、ラム、ブラウンシュガー、ソーダという組み合わせなのですが、カクテルに疎い私はスーパーでウォッカ? ジン? さらにはテキーラ?と迷いに迷い、最終的にウォッカを購入。
知人友人に問い合わせ、のちにラムだと判明。どれも当たっていませんでした。
急きょ、ショッピングセンターで働くマリアに電話をして
「ラムだった!帰りにダッシュで買ってきて!!」とお願いをしていましたよ(汗)。
一押しは、ピアチェンツァの実家の畑(の脇)に自生(なぜ?)しているミント。
驚くほどの繁殖力で、消費が追いつかないくらいです。すばらしい香り!
本来のレシピでは、ミントをグラスにたっぷり入れ、ブラウンシュガーを加えたらペストルと呼ばれる木の専用棒でつぶし、ライム、ラム、クラッシュアイス、ソーダを加えるそうです。
残念なことに我が家には完全な材料・器具がありません。なので、、、
ブラウンシュガーー>普通のシュガー
ペストルー>木べらー>手巻き用の木のじゃもじ(爆!)ー>お菓子づくりのめん棒。
ソーダー>ふつうのガス入り水
と落ち着きました。
A型が多い日本と違いB型がほとんどというイタリア、イタリア人が3人も集まるとそれはもう大変です。
「こんなにミントを入れちゃダメだろ!」
「砂糖はキビ砂糖のはず!」
「ちょっと潰し過ぎじゃない??」
鍋奉行ならぬ、モヒート奉行ばかり。
・・・完璧主義のエディはひとり絶望的な顔をして
「ちゃんとレシピを調べてからやろうよ」と訴え続けましたが、私を含めあとのいい加減な3人は「ま〜いいじゃん。」と続行♪
ビデオを撮ったのですが、うるさすぎて音が割れていたのでアップしません(笑)。
こんな感じでワイワイ、アーダコーダと騒ぎながら楽しくモヒートづくりを楽しみましたよ。
味は・・・もっとミント、シュガー、ライムたっぷりでもよかったのかも?
カクテルは混ぜればいいというわけではないんですね、今回勉強になりました。
とにかく、たのしく皆が参加できるモヒートづくり、これからの季節におすすめです!