茹でた魚をオリーブオイルでいただく贅沢 |
小6の上の子のヴァイオリンの製造アトリエ見学のため、学校に7時到着必至だったのです。
睡眠大好きな私には、そうとうキツイ早起き。
ちなみに行き先はもちろん音楽の中心で楽器製造のメッカであるクレモナ。
ストラディバリもクレモナです。
ピアチェンツァの近くの街なので、バイクでふらっと寄ることもある馴染みの街。
クレモナでのお昼はお弁当ではなく現地でピッツァを食べるプランだというのに、私、早朝におにぎりをつくるはめになりました。
どうしてこうなったかというと、問題は「おやつ禁止。補食ok。」という日本人学校ルール。
おやつと補食の違い、分かりますか。
私は正直分かりません。
子供のに聞くと、「だから、ポテトチップスはダメだけど、おにぎりはいいってこと!」と知ったかぶりな顔で説明されましたが。
まとめ:
おやつー>ポテチ、チョコ、飴などの菓子類。
補食ー>食事を補うという意味で、サンドイッチやおにぎり。
じつは、イタリア現地校からミラノ日本人学校へ編入したとき、最初のお弁当にサンドイッチを持たせました。
脇にオレンジジュースとポテトチップスを入れたら、学校側から「ダメ!」と叱られた経験があります。泣
麦茶はokでオレンジジュースがダメ。
フライドポテトはokで、ポテトチップスはダメ。
・・・わからない・・・。
じゃあ、マックのチキンナゲットを弁当に入れたらどうなるんだ。
せんべいはおやつか補食か?揚げ餅は?
延々と重箱の隅をつつきたくなります。
冷静に、冷静にマイチーナ!
ふう。
栄養の問題なのか? それとも嗜好品的な食品は家庭それぞれの状況を考慮して遠慮しろってこと???
もう2013年なんだし、軍隊みたいな化石ルールはどうなんでしょうか。
この手の日本のルールって、とくに海外の方には理解できないと思いますね〜。
長文になってきたので、やめまーす。
最近のチビの大ヒット、黒鯛。
ギリシャから帰って何度黒鯛を買っていることか。
ある日はシンプルにグリル。
お腹にニンニクとパセリを詰めて、オリーブオイルでこんがり焼きました。
イタリアではレモンとオリーブオイルをかけていただきます!
(わたしはもちろんポン酢でね)
昨夜は茹でバージョンでいただきましたよ。
イタリアでは「レッソ」(=茹でた)という調理法があり、主に家庭でよく食べられています。
*女性詞、男性詞、単数形、複数形で語尾が変わります。紛らわしいっ!
肉なら、カルネ・レッサ。ズキーニなら、ズッキーネ・レッセという具合。
どんな素材もゆでて塩、レモン、オリーブオイルでいただくのが一般的な食べ方ですよ。
最初はギョッとしましたが、よく考えたら鍋物の魚と同じですね。
ただ、イタリアではアツアツではなく常温または冷製でいただきます。
つくり方は簡単。
パセリの茎やセロリ、タマネギなどのくず野菜と塩、白ワインを入れたお湯で魚をまるごと茹で、あら熱が取れたら皮と骨を取り除きます。
レモン、おいしい粗塩、オリーブオイルをかけて。
これが絶品!
ちなみに、メルルッツォ(タイセイヨウダラ。タラなどで代用)やナゼッロ(メルルーサ)など淡白な白身魚がメジャーですが、今回のように黒鯛やサバ、マスなど小さすぎない魚ならば何でも美味しくできます。
レッソつながりで、ファジョーリ・レッシも。
インゲンのゆでたものに、味のしっかりした小さめトマトと白タマネギ、ニンニクをのせ、赤ワインビネガー、オリーブオイルでいただきます。
ピアチェンツァの実家の定番ですよ。ニンニクがいい仕事します!
あ、でも茹で文化のあるイタリアなのに、茹で鶏は食べず嫌いのイタリア人に不評です。
どうもあの皮がスキーフォ!(=気持ち悪い)なんだそうで・・・
でもバンバンジーソースで隠しちゃえば、「美味しいね、これ何の肉?」と食べる人が多いのも可笑しいんですけどね!
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