ワイナリーツアー ピエモンテ・アルバ編 |
トスカーナの次に向かったのは、こちらもイタリアワインの宝庫であるピエモンテ。
アスティスプマンテやバルベーラ、モスカートがよく知られていますよね。高級なものではバローロ、バルバレスコなどでしょう。
こちら、ピエモンテ州アルバ。
ワイン以外にもトリュフとヘーゼルナッツの里でもあります。
長雨もやっと止んで、北に400キロも移動するとぐんと涼しく感じます。
朝靄がかかったアルバは、本当に美しい・・・。
トスカーナとは違い、小規模ワイナリーが多いアルバ。
こちらのご夫妻が切り盛りしているワイナリーでは、20ヘクタール程度の敷地でガヴィ、バルベーラ、ドルチェット、ネッビオーロなどのピエモンテ品種を育てています。
ワイナリーで製造現場を見て一通り軽めのワインから試飲をした後、「ずっとテイスティングをしていくと味が分からなくなっておすすめできない」とオーナーの粋な計らいで重めのワインはレストランで食事をしながら試飲するということに。
#アルバ#オータム#バローロ・・・とくれば、もちろん、もちろん白トリュフ!
まさに食のお仕事バンザイ!な瞬間です。
こちら、オーナーの幼なじみが経営するアグリトゥーリズモのレストラン。
白を基調とした落ち着いた雰囲気が素敵です。地元でも人気の場所のようで満席。
まずはアンティパストの前の小皿。
バローロでさっと茹でた子牛のサルシッチャ。
豚肉とは別のやさしい風味のサルシッチャを、なんとバローロで調理してしまう。
美味美味!
これは期待ができます。
ネビオーロとバルベーラを半々で合わせた赤。
樹齢50年のバルベーラの赤。
次の約束があるので1時間ちょっとしか食事タイムは取れないことを告げると、トリュフと合うおすすめ料理を少量ずつ盛り合わせて短時間で楽しめるようメニューを組んでくださいました。
今年のアルバ産白トリュフT.magnutum、世界最高級品種です。
今回いただいた白トリュフは赤い線が入っていて、とくに香りが素晴らしかった。
菌種の宿るカシ木の種類によって赤い葉脈が入るそうで、とくに珍重されるそうです。
今年はイタリア国内ではキロ4000ユーロ(50万円超)で取引されているとのこと。
日本に輸入された後の価格は・・・恐ろしい。笑
アンティパストにクリーミーなチーズソースをしのばせた卵のココット、そしてピエモンテ牛のタルタル。
たっぷりと白トリュフをかけて。
ちなみにイタリアではお客がストップをかけるまでカメリエレはトリュフをずっとスライスし続けるので、要注意です!
卵とトリュフ、生肉とトリュフ、どちらも迷ってしまう黄金の組み合わせを一口ずつ楽しめて大満足です。
ワインはもちろんバルバレスコで。
100%ネビオーロ、1年間バリックその後2年間トノーで熟成させた絶品です。
まだまだ若いそうで、50年置いてもよいとのこと。わたし、生きているでしょうか?笑
それにしてもタルタルとハワイの黒岩塩の合うこと!
これは真似しよう。
そして、タヤリンという極細の卵入り手打ちパスタ。
シンプルに澄ましバターをからめただけに、白トリュフをこれまたたっぷり。
採れたてのトリュフを、アルバでブドウ畑を眺めつついただく・・・贅沢の極みです。
デザートも綺麗です。が、私は甘いものが苦手なのでパス。
代わりに、素晴らしく香りのよいモスカートをいただきました。
美味しいエスプレッソをいただいてお店を後にしました。
アルバでは先週末トリュフ祭りが開催され、たくさんの来場者でにぎわったとか。
ミラノでも日本でもトリュフはいただけますが、やはり格段香りのよい採れたてを本場で味わうのは格別です。
この機会をつくってくださったワイナリーオーナー様、ありがとう。
写真右端の美男は、ワインセレクト会社で私たちのパートナーでもある、“イノチェンティワイン”のフランチェスコ。お兄さんのジャンニもカリスマがあって素敵ですが本日は可愛い弟君が同行。
イタリアワイン全般をセレクトして販売する会社ですが、トスカーナ、ポッジボンシに実店舗とテイスティングサロンもあるので興味がある方はサーチしてみて下さい。
美男兄弟がやさしくワインを注いでくれます。
そうそう、白トリュフを食べると体がすごく火照るって、ご存知ですか?
テーブルの全員が同じくらいのタイミングでシャツの胸もとを開け始め、気づけば私も暑い!
調べたらトリュフには動物のホルモンと同じ成分が含まれているそう。
てことは、デートに食べると効果的ってことかな??笑
ここまでお付き合いいただき、ありがとう。
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