祝♪ ポレンタデビュー |
初挑戦。というよりも、イタリアに引っ越して6年が経ちますが、先日までなんと一度も作ってみようという気が起きなかった食べ物でした。
だって、だって、よくわからない味なんですよね〜、ポレンタって!
なんと言うか・・・つかみ所がないというか、クラスに一人はいる「いてもいなくても気づかないヤツ」みたいな・・・?え。
無味無臭(って程でもないか?)、個性たいして無し。
ところが!昨年の冬、クールマイヨールにスキーに行ったとき山小屋ランチで出会ったポレンタ。
イタリア人の友人や旦那様がうれしそうに食べているのをみて味見をしたのですが、「ん?これがポレンタの味というものかも?」というような光明がかすかに差したのですよ。
そしてそれから1年・・・やっと自宅でポレンタを作るまでになりました。
そもそもポレンタとは。
トウモロコシの粗挽き粉を湯に入れて練り上げた粥状の食べ物で、小麦粉が育ちにくい北イタリア山岳地帯で主食とされてきたもの、です。
もとは「貧しい料理」と呼ばれた農民食だったようですが、徐々に市民にも広がったんだそう。
同じような食べ物がハンガリーやブルガリアなど東欧でみられるとか。
ウンチクはこのへんにして、さっそく作ってみましょう♪
まずは(雰囲気を出すために)素焼き鍋に湯をわかし、塩少々を加えた中にポレンタ粉をさらさらと振り入れていきます。
木べらでゆ〜っくりとかき混ぜながら、10分ほど練り上げます。
最初はダマにならないように泡立器がいいかも?
私は今回普通にスーパーで手に入る、一度蒸してある乾燥ポレンタを使いましたが、本来は未過熱の粉を1時間以上も練りながら煮上げるとても労力のかかる料理。
この箱には「8分で煮上がり」と書いてありますが、「お好みで水を足しながらさらに煮るとより美味しくし上がります」とも書いてあり・・・もちろん勝ち気なワタクシ、美味しくなーれとばかりにぐるぐるとさらに15分間も練りましたよ!!
かなり重くて肩が痛い〜。筋トレ⁉︎
ポレンタはそのままでも食べられますが、一般的には煮込み料理やスーゴ系料理(トマトソースで煮たもの)を添えて、またはシンプルにゴルゴンゾーラなどのチーズを溶かしてかけて頂きます。
我が家は今回サルシッチャのスーゴと。
サルシッチャを適当に切ってタマネギと炒め、赤ワインとトマトのポルパ(カットしたもの。ホールではない)で20分くらい煮込みました。
豪快に鍋ごとテーブルに出して、取り分けていただきます!
うん、全粒タイプの粉にして正解。プチプチが美味しい♪
それ自体に味があまりないので、しっかり味の煮込み系がやっぱりよく合います。
冷めると固くなるという特質があるので、そうなったらスライスして揚げたり、焼いたりして消費するのが普通です。
ちょっと日本のお餅っぽい感覚でしょうか。
でもワタクシ、やっぱりポレンタはちょっとでイイわ。
ソース8:ポレンタ2がハッピー比率。笑
ちなみにモッソリしていてお湯で膨らんでいるのですぐにお腹いっぱいになる気がします。でも意外にはやく消化してしまいますよ♪
こんなイタリアらしい伝統料理も、たまにボチボチ作っています。
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