2016年 03月 10日
エミリアロマーニャ田舎もいいね |
先週末、旦那様のふるさとピアチェンツァに出かけてきました。
彼の若いころのケンカ仲間(笑)が家族でランチにどう、と誘ってくれたのです。
朝はやめにミラノの家を出て、まずは実家に寄って挨拶がてらカッフェを飲み、それからお友達家族に会いに郊外へ向かいます。
車に乗って15分ほどで窓の外は典型的なエミリアロマーニャの田園風景にかわってゆきます。
冬のエミリアロマーニャは湿度が高く、たいていの日は深いネッビア(霧)に覆われ、車の運転もままならない日もあるくらい。
霧を見ると、わたしが初めてイタリアに移住したときを思い出します。
ミラノの新居の工事が遅れていて、やむなくピアチェンツァの実家に居候させてもらった数ヶ月。
毎日霧でまっしろで、静かで、東京のど真ん中から引っ越してきたわたしはすぐにホームシックになってしまいました。しかもイタリア語もほぼ解らないのに、周りは全員ピアチェンツァ語しか話さない・・・いかほどか心中ご想像ください。笑
そんな昔のことを想いつつ、まずはお友達家族と合流。
子供達は初対面だったのですがさすがにすぐに友達になり。。
ナータン6歳、うちのチビはもうすぐ7歳。遊びの好みもほぼいっしょです!
目的地はピアチェンツァから南に20分ほどのCelleri チェッレリという、日本人の私には耳で聞いただけではLとRがややこしい村です。笑 ちなみに、LとRの発音を間違えると、まずイタリア人には理解してもらえません・・・かれらには差は歴然!なのです。
おめあては、Poggio Caminataというアグリトゥーリズモ。豚や牛、馬を飼っていて、自家製のサルミや野菜のお料理がおいしいと地元で評判の場所だそうです。
しかし、子供というのは泥濘、水たまり大好きです。万国共通かね?
席につくと、やっぱりここはサルーミ(ハムやサラミなど肉加工品の総称)でしょう、ということでサルーミ盛り合わせとニョッコ・フリットを。
手前から時計回りにサラミ・ピアチェンティーニ、コッパ(豚かた肉の生ハム)、プロシュットクルード、パンチェッタ、ラルド(豚の背脂の塩漬け)。
旦那様がサルーミならピアチェンツァ!と自慢するだけあり、今まで食べたどこのものよりも美味! とくにいつもは敬遠するパンチェッタやラルドがとろけるようで、甘くて・・これは絶品です。
これを揚げたてのパンのようなニョッコと一緒にいただきます。
ゴルゴンゾーラもよい感じに熟成されていて、自家製の紫玉ねぎの甘酢漬けととってもよく合います。
飲み物は、スコデッラというこの地方でよく使われる伝統的陶器のお椀で。
グットゥルニオ(赤)と発泡ワインのマルヴァジア・セッコ(白、辛口)もこれでいただくと気分最高です。こういう場所ではカラフで頼むのが好き。
プリモはポルチーニのタリアテッレと、ピサレイ・ファゾという郷土料理を。
ピサレイはパン粉を練ったパスタで、うずら豆といっしょに肉やトマトと煮込んだソースでいただきます。貧乏人の料理、というカテゴリーに入る昔ながらの農家の料理ですが、この現代にいただくとしみじみ滋味深く美味しいものです。
このあとも延々とランチは続き、気づけば日が暮れそうな時間に。
今度はミラノで会う約束をしてお別れしました。
霧が深いエミリアロマーニャは冬に住むのは大変ですが、こうして週末おいしいものと風景を楽しむのはとっても楽しいおすすめの場所です。
彼の若いころのケンカ仲間(笑)が家族でランチにどう、と誘ってくれたのです。
朝はやめにミラノの家を出て、まずは実家に寄って挨拶がてらカッフェを飲み、それからお友達家族に会いに郊外へ向かいます。
車に乗って15分ほどで窓の外は典型的なエミリアロマーニャの田園風景にかわってゆきます。
冬のエミリアロマーニャは湿度が高く、たいていの日は深いネッビア(霧)に覆われ、車の運転もままならない日もあるくらい。
霧を見ると、わたしが初めてイタリアに移住したときを思い出します。
ミラノの新居の工事が遅れていて、やむなくピアチェンツァの実家に居候させてもらった数ヶ月。
毎日霧でまっしろで、静かで、東京のど真ん中から引っ越してきたわたしはすぐにホームシックになってしまいました。しかもイタリア語もほぼ解らないのに、周りは全員ピアチェンツァ語しか話さない・・・いかほどか心中ご想像ください。笑
そんな昔のことを想いつつ、まずはお友達家族と合流。
子供達は初対面だったのですがさすがにすぐに友達になり。。
ナータン6歳、うちのチビはもうすぐ7歳。遊びの好みもほぼいっしょです!
目的地はピアチェンツァから南に20分ほどのCelleri チェッレリという、日本人の私には耳で聞いただけではLとRがややこしい村です。笑 ちなみに、LとRの発音を間違えると、まずイタリア人には理解してもらえません・・・かれらには差は歴然!なのです。
おめあては、Poggio Caminataというアグリトゥーリズモ。豚や牛、馬を飼っていて、自家製のサルミや野菜のお料理がおいしいと地元で評判の場所だそうです。
しかし、子供というのは泥濘、水たまり大好きです。万国共通かね?
席につくと、やっぱりここはサルーミ(ハムやサラミなど肉加工品の総称)でしょう、ということでサルーミ盛り合わせとニョッコ・フリットを。
手前から時計回りにサラミ・ピアチェンティーニ、コッパ(豚かた肉の生ハム)、プロシュットクルード、パンチェッタ、ラルド(豚の背脂の塩漬け)。
旦那様がサルーミならピアチェンツァ!と自慢するだけあり、今まで食べたどこのものよりも美味! とくにいつもは敬遠するパンチェッタやラルドがとろけるようで、甘くて・・これは絶品です。
これを揚げたてのパンのようなニョッコと一緒にいただきます。
ゴルゴンゾーラもよい感じに熟成されていて、自家製の紫玉ねぎの甘酢漬けととってもよく合います。
飲み物は、スコデッラというこの地方でよく使われる伝統的陶器のお椀で。
グットゥルニオ(赤)と発泡ワインのマルヴァジア・セッコ(白、辛口)もこれでいただくと気分最高です。こういう場所ではカラフで頼むのが好き。
プリモはポルチーニのタリアテッレと、ピサレイ・ファゾという郷土料理を。
ピサレイはパン粉を練ったパスタで、うずら豆といっしょに肉やトマトと煮込んだソースでいただきます。貧乏人の料理、というカテゴリーに入る昔ながらの農家の料理ですが、この現代にいただくとしみじみ滋味深く美味しいものです。
このあとも延々とランチは続き、気づけば日が暮れそうな時間に。
今度はミラノで会う約束をしてお別れしました。
霧が深いエミリアロマーニャは冬に住むのは大変ですが、こうして週末おいしいものと風景を楽しむのはとっても楽しいおすすめの場所です。
by maicina
| 2016-03-10 19:49
| イタリア伝統料理